獅峰龍井（しーほーろんじん）

龍井茶は、西湖の西に位置する龍井村で作られていたことからその名がつけられたと言われています。その周辺の生産地として、獅峰、虎跑、雲栖、梅家塢の4地域が有名で、中でも『獅峰龍井茶』が最高峰とされています。
上海市のすぐ南に位置する浙江省杭州市区龍井村。杭州市には、龍井茶の茶畑が数多くあり、その畑や生産時期によって、茶葉はランク分けされます。

【龍井ストーリー】
清代の乾隆帝は生涯で4回龍井の産地を巡幸しました。病に倒れた皇后に龍井茶を飲ませたところ、たちまち病から回復したため、西湖龍井の胡公廟の前にあった18本の茶樹に「御茶」という称号を与えました。毎年その茶葉は皇太后専用として献上されるようになり、全国にその名を広めていきました。